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知的財産

「自分の発明・商標などを権利にしたい」

(1)発明の権利化

発明は特許権・実用新案権という権利によって保護されます。
この権利を取得すると、第三者はこの発明を使用して製品を作ったり販売したりできなくなります(特許法68条)。
その代わり、発明の内容を営業秘密にしておくことはできず、公開しなければなりません。
営業秘密にしておきたい場合は不正競争防止法による保護を求めることになります。

特許権・実用新案権を取得するには、特許庁への出願をする必要があります。この出願の際には発明の内容を言葉で表現した特許明細書や図で表現した図面等を作成する必要があります。

また、特許権が与えられるには新規性と進歩性という要件が認められることが必要です(特許法29条)。
新規性とは出願の時点で世界のどこにも無かった新たな発明であるということです。
進歩性とは、同業者が容易には思いつかないような新たな着想による発明であるということです。
なお、進歩性が認められない発明でも、実用新案権であれば与えられる余地はあります。

弊所では、発明が特許権または実用新案権を取得できるのか調査し、出願手続をいたします。

(2)商標の権利化

標とはトレードマークのことです。ブランドの名前やロゴなどは商標にあたります。商標は商標権という権利で保護され、第三者はこの商標を付けた商品を売ることができなくなります(商標法25条)。

商標権を取得するにも特許庁への出願をする必要があり、類似の商標が既に登録されている場合や品質誤認を生じさせる商標の場合などには登録は認められません(商標法3条、4条)。

弊所では、商標出願のための調査、手続もさせていただいております。


「自分の発明・商標を無断で使っている人がいるのでやめさせたい」

あなたが特許権や商標権等を取得した後、その発明や商標を無断で使って事業を行っている人がいる場合、その使用をやめさせることができます。(差止請求 特許法100条)
また、無断使用者に対して損害賠償を行うことができます。(民法709条)
その発明によって使用者が得た利益は、あなたが受けた損害と推定されます。(特許法102条1項)

もっとも、これらの請求は相手方の商品が「なんとなく似ている」というだけではなく、法律上の権利の範囲に含まれている必要があります。

そこで、弁護士が専門的知識を駆使して、相手方の製品が権利範囲に含まれるか、損害額はいくらと算定すべきか検討いたします。

「自分の売った商品が特許・商標等の侵害だと警告を受けた」

他人の発明品と似た商品や他人の商標と似た商標を使った商品を売っている場合、権利者から販売をやめるよう警告を受けるときがあります。

このような場合、権利侵害が成立するには、法律上の権利の範囲に含まれている必要があるので、その範囲に含まれないといって争うことが考えられます。

また、本来は新規性や進歩性などの要件が備わっていないのに、間違って特許権や商標権が与えられている場合もあります。このような場合には、その権利はそもそも無効であり、請求は認められないと主張することができます。
(特許法104条の3)

いずれにしても、警告を受けてから販売を続けていると、その期間の利益を全て損害として賠償しなければならない可能性があります。早めに相談してもらうことで損害をできるだけ低く抑えることができます。

「自社の営業秘密を守りたい」

自社の発明やノウハウを営業秘密として非公開にしておきたい場合、特許権や実用新案権を取得することはできません。
これらの権利を取得するには、出願後に発明の内容を公開する義務があるからです。(特許法64条1項、66条3項)

このような営業秘密を保護する法律としては不正競争防止法があります。この法律では、一定の要件を充たした営業秘密を漏らした者やこれを取得した第三者に対し、その秘密の使用差止や損害賠償を請求することができます。(不正競争防止法3条、4条)
もっとも、この法律で保護されるためには営業秘密を厳重に管理しておく必要があります。

弊所では、情報漏えいがあった場合の対応とともに、平時の管理方法のアドバイスもさせていただきます。

「自分の作った絵、文章、音楽などが無断で使用されている」

絵、文章、音楽などの創作物を保護する法律としては著作権法があります。
著作者は自分の創作物の無断使用者に対して、その使用差止や損害賠償を請求できます。(著作権法112条、民法709条)

特許権などの他の知的財産権とは違い、著作権は創作物を完成させた瞬間に発生し、出願などの手続は不要です。
その代わり、作成者が自分であることや第三者が自分の著作物をわざと模倣したこと(依拠したこと)を立証する必要があります。

弊所では、訴訟の専門家としての目線から、綿密に創作物の内容を検討したうえで対応いたします。